サウジアラビアのサウディアは2016年9月23日(金)、同社が過去2年に発注した機材が113機で、2017年には新機材を30機受領する予定と、機材構成を発表しました。
締結したのは、777-300ERが15機、787が13機、新エンジン(neo)搭載を含むA320ファミリーが35機、計63機の発注分がこのほど、同社の役員会でも了承されました。このうち、787は787-10とみられ、777-300ERとあわせ、ボーイングの発注リストにはまだ反映されていません。787は2010年の発注以来の追加となります。
これに加え、サウディアはA330リージョナルとA320を2015年に計50機発注済みで、2年で113機の発注となります。
サウディアは機材更新を進めており、同社は2015年に策定した7年間の中期計画で、これまでの70年の歴史で培ったネットワークを倍の規模に拡大するため、サービスのアップグレード、効率性の向上などを進めていきます。これにより2020年までに200機、1日1,000便、年4,500万人の旅客数の規模を目指しています。
2017年は同社史上で最も多くの機材を受領する計画で、777-300ER、787-9、A330リージョナルと22機のワイドボディ機を導入する計画です。また、2016年は9月から12月に21機のワイドボディ機を含む25機を受領する予定で、すでに受領している4機とあわせ、29機を受領することとなります。
退役機は、2016年に747-400が4機、ERJ-170が15機、777-200が5機です。777-200は2017年にさらに18機を退役させます。また、2016年から2017年にかけてA320の初期型を28機、退役させます。計70機が2年間で退役します。