関西国際空港で、2016年10月20日(木)の13時30分から16時まで、「2016年度 関西国際空港航空機事故消火救難総合訓練」が開催されます。この訓練は、関西国際空港で航空機事故が発生した場合に備え、例年実施されているものです。
訓練では、架空の航空会社のA320がB滑走路の06L方向から着陸後、滑走路中央付近で第2エンジンから出火し、機体に延焼が広がる想定で実施されます。関西空港海上保安航空基地、大阪府警察本部、大阪市消防航空隊のヘリコプターが各1機、計3機が参加し、負傷者搬送訓練を行います。今回の訓練では、72の機関の人員810名、消防車32台、救急車15台、警察車両8台が参加する予定です。
当日は、航空機や機内に模した訓練用モックアップから負傷者を救出する訓練、訓練用シューターによる脱出訓練と負傷者救助訓練、無傷者の入国に対するCIQ手続き訓練、特殊メイクを施した模擬負傷者に対する、DMATや日本赤十字社などの空港救護班による災害医療活動訓練、災害死亡者家族支援チーム(DMORT)による遺族者へのメンタルヘルス対応訓練などが行われます。