零戦A6M5c、戦艦ミズーリ記念館が鹿屋航空基地史料館に機体一部を寄贈

零戦A6M5c、戦艦ミズーリ記念館が鹿屋航空基地史料館に機体一部を寄贈

ニュース画像 1枚目:戦艦ミズーリ記念館学芸員が機体の一部を第1航空群司令に手渡す
© 海上自衛隊 鹿屋航空基地
戦艦ミズーリ記念館学芸員が機体の一部を第1航空群司令に手渡す

海上自衛隊鹿屋航空基地は2016年10月11日(火)、同基地史料館で「零戦の機体の一部」寄贈式を執り行いました。

ハワイ日米友好協会のエドウィン・ホーキンス名誉会長が、2014年に旧海軍小銃を寄贈する際に鹿屋基地史料館を訪れ、海軍特攻隊のコーナーの存在を知り、真珠湾にある戦艦ミズーリ記念館で保管されている零戦の機体の一部を、鹿屋基地史料館で展示するよう同記念館の館長に提案し、今回の寄贈につながりました。

寄贈された機体の一部は、右翼の一部とみられ、戦艦ミズーリに使用されていたオーク材で作られた箱に収められています。この部品は史料館で常設展示されます。

この機体は1945年4月11日(水)に鹿屋基地から出撃した第721海軍航空隊神風特攻隊「神雷部隊第5建部隊」所属の爆装零戦「52型丙」で、喜界島沖の付近で戦艦ミズーリ(BB-63)に特攻しました。操縦士は石野節雄2等飛行兵曹、または石井兼吉2等飛行兵曹のいずれかと判明しています。

メニューを開く