ブリヂストン、久留米工場で航空機用ラジアルタイヤの生産能力を増強

ブリヂストン、久留米工場で航空機用ラジアルタイヤの生産能力を増強

ブリヂストンは2016年10月17日(月)、航空機用ラジアルタイヤ(APR)の需要に対応し、久留米工場の生産能力を増強すると発表しました。投資額は約21億円で、2018年末までに増強を完了する予定です。

ブリヂストン・グループの航空機向けタイヤ事業は、機体メーカー、航空会社の要求に対応し、新品タイヤ・リトレッドタイヤ・技術サービスなどを組み合わせたソリューションビジネスをグローバルに手がけてています。このうち、航空機用ラジアルタイヤは久留米工場と東京AP製造所で新品APRの生産を行い、日本、アメリカ、ベルギー、中国とグローバルに航空機用リトレッドタイヤの製造とサービスの提供を行っています。

久留米工場は航空機用をはじめ、乗用車用、小型トラック用、レーシング用、農業機械用、産業車両用の各種タイヤを幅広く生産しています。同工場は国内外のグループ従業員がその精神に触れるため研修に訪れるマザープラントでもあります。また、航空機向けの生産能力の増強で、国内生産体制のグローバル競争力を高めます。

ブリヂストンは、エアバスのA380、A320ファミリー、A330/A340、A350XWB用タイヤのOEM供給メーカーとなっているほか、ボーイングの787用タイヤのOEM、三菱航空機のMRJのOEM、エンブラエルのE175-E2のOEMとなっています。日本の航空会社では日本航空(JAL)、全日空(ANA)、スカイマーク、ソラシドエア、スターフライヤー、日本貨物航空が採用しています。

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