航空局まとめ、2016/17年冬スケ国際定期便 過去最高の週5043.5便

航空局まとめ、2016/17年冬スケ国際定期便 過去最高の週5043.5便

ニュース画像 1枚目:2016冬期スケジュール国際定期便 方面別・空港別内訳
© 国土交通省
2016冬期スケジュール国際定期便 方面別・空港別内訳

国土交通省は、2016年10月30日(日)から2017年3月25日(土)までの2016/17冬スケジュールの国際定期便について、各社の事業計画の申請を認可し、その動向をまとめました。

運航便数全体は、旅客と貨物便の合計で過去最高の週5043.5便となります。このうち、旅客便は、アジア方面が8割を超える便数が展開されます。本邦社は週1455.5便で、シェアは28.9%です。2016夏スケジュールから週51便増、2015/16冬から週127.5便の増加となります。また、外航社は週3588便で、シェアは71.1%です。2016夏から週15便減ですが、2015/16冬から週104.5便の増加となります。

羽田空港では2016年2月の日米航空交渉を受け、昼間時間帯を活用した本邦社によるニューヨーク線、シカゴ線、アメリカ航空会社によるミネアポリス線などが開設されます。成田空港では韓国社がLCCを中心に大幅増便、本邦社がホーチミン線を増便、関空と名古屋(セントレア)ではほぼ横ばいの傾向です。

地方空港では、新千歳空港で韓国、中国を中心に2016夏から約3割増となります。特に、新千歳空港では、国際航空便の規制緩和を受け、期中に最大で週30便増となる見込みです。また、仙台、高松空港は2016夏の期中から新規就航、増便が継続しているほか、福岡では韓国社が大幅増便し、北九州でも2年半ぶりに国際線が復便します。

また、LCCは2016夏から週130便の増加と、全旅客便数に占めるLCC比率が20%超となり、過去3年6期の平均成長率は約19%となります。中でも韓国LCCによる増便が週109便、本邦LCCによる増便が週20便と、外航LCCの勢いが鮮明になっています。

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