無人航空機の開発を手がけるアメリカのジェネラル・アトミックスは2016年11月14日(月)、同社の無人機であるMQ-1「プレデター」を改良した人道救援活動型の無人機「エンジェル・ワン」を展開させる予定であると発表しました。
ジェネラル・アトミックスの発表によると、「エンジェル・ワン」は1日当たり3,400人分の人道的支援物資を無人で輸送するために開発されるもので、最長3時間のミッションを1日に3回まで実施することができます。1日に想定される輸送物資の重量は約8,500ポンドとしています。
CNNによると、「エンジェル・ワン」は新機種として製造されるのではなく、プレデターの改良型として開発中の無人攻撃機「アヴェンジャー」の試験機を改造して使用します。個別に設計された内部ドアの機構により、1回の飛行で2回の物資投下が可能となります。
ジェネラル・アトミックスは、この機構により人道支援物資を均等に投下でき、物資回収の成功確率向上が見込めるとしています。