防衛省の2017(平成29)年度予算で、航空自衛隊は「南西航空方面隊(仮称)」を新編します。南西地域での防空態勢の充実をめざし、南西航空混成団を廃止し、南西航空方面隊を新編するものです。
現在、航空自衛隊は航空総隊に直属する戦闘航空部隊として、三沢基地に司令部を置く「北部航空方面隊」、入間基地の「中部航空方面隊」、春日基地の「西部航空方面隊」の3方面隊に加え、那覇基地の「南西航空混成団」で3航空方面隊、1航空混成団で構成していますが、今後は4航空方面隊となります。
那覇基地に所在する南西航空混成団は、第9航空団、南西航空警戒管制隊などを隷下に構成し、このうち第9航空団にはF-15J、F-15DJ、T-4を運用する第204飛行隊、第304飛行隊、南西支援飛行班などが緊急発進などの対応にあたっています。