JAXAとイタリア宇宙庁、衛星観測に関する協力の実施協定を締結

JAXAとイタリア宇宙庁、衛星観測に関する協力の実施協定を締結

ニュース画像 1枚目:だいち2号 ALOS-2、イメージ
© Leonardo-Finmeccanica
だいち2号 ALOS-2、イメージ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年11月25日(金)、イタリア宇宙庁(ASI)と「災害監視に資する衛星観測に関する協力の実施協定」を締結しました。この協定は、災害時の衛星による共同観測体制を強化し、衛星データの実利用を一層定着させることを目的にしています。

JAXAとASIは、2009年から災害時の観測頻度の向を目的に、衛星データを相互に融通しあう協力関係を継続しており、2011年の東日本大震災時には、日本政府からの要請によりASIが保有するCOSMO-SkyMed衛星により緊急観測が行われ、その観測データは被災状況の早期把握のために活用されました。

新たな協定では、JAXAとASIがそれぞれの衛星の強みを活かし、補完することで、観測頻度と条件が向上し、特に水害、土砂災害時の衛星の実利用定着に役立ちます。また、平時から互いの国の地形データを定期的に取得する協力を追加しており、災害時の被害情報抽出精度の向上が期待されています。

詳しくは、JAXAのウェブサイトを参照ください。

期日: 2016/11/25から
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