映画「この世界の片隅に」、航空ファンも楽しめる音や機影の緻密な表現

映画「この世界の片隅に」、航空ファンも楽しめる音や機影の緻密な表現

2016年11月12日(土)の公開後、配給会社の東京テアトルの株価上昇につながるなど話題の映画「この世界の片隅に」は、航空ファンも楽しめる作品に仕上がっています。監督の片淵須直さんは、ゲーム・エースコンバットの監修や航空史の執筆を手がける航空ジャーナリスト協会員で航空の知識が深く、緻密に表現されています。

作品の舞台となる呉は戦時中、戦艦「大和」で知られる呉海軍工廠をはじめ、軍事施設が所在し、その施設を狙う多くの艦載機による空襲にさらされ、映画でもその様子が描かれていますが、レシプロエンジンの音、機銃掃射で人に迫る機影も実機かと見紛うほどの高い完成度となっています。特に、B-29は高空から呉の街を爆弾や焼夷弾を落すシーンは爆弾の落下する音、炸裂音に恐怖を覚えるくらいの表現となっています。

映画「この世界の片隅に」は今後も全国各地の映画館で順次、公開される予定です。詳しくは「この世界の片隅に」公式サイトの劇場情報を参照ください。

■『この世界の片隅に』(11/12(土)公開)本予告
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