チャイナエアライン、2017年夏スケジュールの花巻線定期便化は先送り

チャイナエアライン、2017年夏スケジュールの花巻線定期便化は先送り

ニュース画像 1枚目:チャイナエアラインのA350尾翼
© AIRBUS S.A.S.
チャイナエアラインのA350尾翼

岩手県の達増知事は、2016年12月7日(水)の知事会見で、チャイナエアラインが継続的に実施してきたプログラムチャーター便の定期便化について、2017年夏スケジュールでの実施は困難との見通しを示しました。

岩手県の担当者が2016年11月末にチャイナエアラインを訪問し、定期便について曹志芬(そう・しふん)副総経理と協議を行ったものです。突発事項として、トランスアジア航空が解散を決定し、これに伴う路線の引き継ぎ、導入予定のA350の納入の遅れが影響し、全体的に機材不足の状況で、スケジュールが決定していません。

このため、花巻線の定期便化に加え、チャーター便の運航についても実施困難との見通しで、岩手県の担当者にはこれまでの協力も踏まえ、「大変申し訳ないという話があった」と知事は会談内容を紹介しています。

達増知事は、定期チャーター便が高い搭乗率を記録してきていたことから、定期便化が困難になったことは「残念であります」と述べつつ、予想外の外的要因に伴うもののため、「定期便化の方針が大きく変わったものとは考えておりません」とし、引き続き、チャイナエアラインと定期便化を目標に、プログラムチャーターではなく、通常のチャーター便で「桜」を売りにしたインバウンドチャーター便の運航継続に取り組むとの姿勢を示しています。

岩手県は、今後の旅客需要の増加をにらみ、主に国際線用の旅客施設の整備として旅客ターミナルビル増改築工事を行い、チャイナエアラインの定期チャーター便をはじめ、国際チャーター便の受け入れに対応しています。

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