航空局、滑走路端安全区域対策の選定に関する技術検討会を実施

航空局、滑走路端安全区域対策の選定に関する技術検討会を実施

国土交通省航空局は2016年12月22日(木)、東京・ 霞が関の国土交通省 中央合同庁舎2号館において「第1回 滑走路端安全区域(RESA)対策の選定に関する技術検討会」を開催しました。この技術検討会は、国際民間航空機関(ICAO)が空港に対して規定している滑走路端安全区域「runway end safety area (RESA)」について、安全対策を図る目的で実施されたものです。

RESAは、航空機がオーバーランあるいはアンダーシュートした場合に、人命の安全を図り機体の損傷を軽減させるため、着陸帯の両端に設けられる施設で、日本の空港の多くが旧基準である長さ40メートルで建設・整備されています。

これに対しICAOは2010年に、国際基準である90メートルを適用するか、代替措置がとられるよう規程を制定し施行すべきであると航空局に勧告、国土交通省では国管理空港を中心に順次RESA用地を整備してきましたが、地形上の制約により用地確保が容易でない空港については、対策の適切な選択に課題があるとしています。

今回の検討会は、適切な選択するための指針を検討し、更なる安全対策を図る目的で実施されました。具体的には、 オーバーランやアンダーシュートの事故分析、RESAの概要やRESAの対策について、今後の進め方について検討されています。

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