ユナイテッド航空は2017年1月11日(水)、同社ブログでスコット・カービー社長が747-400の退役時期を前倒しし、2017年第4四半期にすると発表しました。同社は747の退役について2016年3月、2018年までに定期便運航から退役させる計画を発表していましたが、1年ほど早期の退役となります。
カービー社長は、747について賞賛を贈りながら、導入を進めている効率的な機材が長距離路線に投入されているとして、退役を早める説明を行っています。ユナイテッド航空の747は1970年にカリフォルニア州とハワイを結び、「空の女王」で運航をはじめました。同社は1970年6月に747-100の機体記号(レジ)「N4703U」を導入しています。
ユナイテッド航空は、1月18日(水)に2016年決算発表を予定しており、747の退役を含めた機材計画を詳しく発表するかも注目されるところです。
なお、2016年3月には747の退役にあわせ、777-300ERを4機と、787-9の5機を2017年から受領し、747-400の退役を加速させ、同社が必要とする供給座席数を確保するとしていました。また、同社はA350-1000を35機、777-300ERを10機、787を27機などを発注しています。