石油天然ガス・金属鉱物資源機構、ヘリで地熱資源の空中物理探査を実施

石油天然ガス・金属鉱物資源機構、ヘリで地熱資源の空中物理探査を実施

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は2016年12月9日(金)、北海道の7地域でヘリコプターによる空中物理探査を実施したと発表しました。

この調査は、地熱発電所の建設候補地を検討する過程で、有望地域の絞込みに役立てることを目的に実施されたものです。JOGMECは、2013年度からヘリコプターを用いた空中物理探査を実施しており、重力・電磁・磁気等の物理データの取得・解析によって、広域的な地質構造や熱水変質帯の把握作業が進められています。

具体的には、ヘリコプターに重力センサーを搭載し、地下の岩石密度分布を測定する「空中重力偏差法探査」や、ヘリコプターから磁器センサーレシーバーなどの計測機器を吊り下げ、地下の岩石の電気抵抗分布を測定する「空中電磁探査」、「空中磁器探査」などが実施されています。2016年度は上川、上士幌、武佐岳、弟子屈、豊羽、登別、濁川の7地域で調査されました。

JOGMECは、今後、取得したデータを解析し、調査地域の地熱資源の賦存状況評価につなげていく予定です。

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