エアバス、ベルーガXL組立開始へ ドーサル・フィンと水平尾翼が大型に

エアバス、ベルーガXL組立開始へ ドーサル・フィンと水平尾翼が大型に

ニュース画像 1枚目:現行のベルーガSTからベルーガXLで大きく変わるドーサル・フィン
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現行のベルーガSTからベルーガXLで大きく変わるドーサル・フィン

エアバスは2017年初めにも「ベルーガXL」の組立を開始する予定です。同社は2016年12月27日(火)付で、現行のベルーガから新たな「ベルーガXL」への大きな変更点を紹介しています。

これまでにも紹介されている通り、新型「ベルーガXL」はA330をベースとし、現行機のA300-600をベースとした「ベルーガST」から全長6メートル長く、幅は1メートル広い胴体となります。

この胴体部分には、エアバスの各機種を製造するための主翼、胴体など各部品を専用に輸送する航空機で、これを格納する部分を「バブル」と読んでいます。この「バブル」の大型化により、A350-1000の主翼などを含めてヨーロッパ各地に点在するエアバス拠点間を結び、輸送ができます。

また、垂直尾翼を繋ぐドーサル・フィンがベルーガSTとベルーガXLの大きな物理的な違いとしており、3つのパーツから1つのコンポーネントとして製造するとしています。特に、安定性を確保するため、ドーサル・フィンが大型化されています。また、安定性を確保の観点から、水平尾翼についてもベルーガSTと比べ、ベルーガXLは左右に1メートルずつ長くなります。

※第2段落の機種に誤りがありました。訂正し、改めて公開しています。お読みいただいた皆様にはご迷惑をおかけ致しました。

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