海上保安庁、マレーシアに巡視船を供与 外国への巡視船供与は初

海上保安庁、マレーシアに巡視船を供与 外国への巡視船供与は初

ニュース画像 1枚目:マレーシアに供与される「えりも」と「おき」
© 海上保安庁
マレーシアに供与される「えりも」と「おき」

海上保安庁は2017年1月5日(木)、同庁の巡視船2隻をマレーシアに供与すると発表しましました。海上保安庁の巡視船が他国へ供与されるのは今回が初となります。

マレーシアに供与されるのは、1月24日(火)に解役となる巡視船「えりも(PL-02)」と巡視船「おき(PL-01)」の2隻です。いずれの巡視船も艦尾にヘリコプター甲板が設置されています。

今回の供与は、マレーシア政府の要請を受けて実施されるもので、両巡視船はマレーシア海上法令執行庁(MMEA)で使用されます。今後、1月19日(木)と1月20日(金)の2日間で、MMEA職員に対する訓練や引き継ぎが実施され、3月上旬には「えりも」がマレーシアへ向け離日、「おき」は4月から6月の間にマレーシアへ向かう予定です。

海上保安庁は、これまでもマレーシアの海上保安能力強化のため、人材育成などの協力を実施、2016年は海賊対策訓練で巡視船「つがる」を派遣しています。同庁は今回の巡視船供与により、MMEAの能力向上の一助となることに加え、両機関の連携・協力が益々発展することが期待されるとしています。

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