通販サイト大手のアマゾン・ドット・コム(アマゾン)が、アメリカ特許商標庁(USPTO)に対して、飛行船やドローンを活用した新たな配送システムの特許を出願、取得していたことが明らかになり、話題となっています。
この特許は、「配達用の無人航空機を利用した空中保管センター」として2014年12月に申請されていたものです。アメリカの特許第9305280号として2016年4月に発行されています。
USPTOが開示している特許資料によると、アマゾンが申請した特許では、大量の商品と配送用ドローンを格納した「飛行船」を高高度に浮かべてハブ化、そこからドローンを降下させて配送を行う形態が想定されています。
ハブとなる飛行船は一般的な旅客機が飛行する高度よりも高い45,000フィートでの飛行が想定されており、商品やドローン、燃料の補充はハブとなる大型飛行船と地上とを結ぶ小型のシャトル飛行船で行うとしています。
なお、アマゾンは2016年12月上旬に、イギリス・ケンブリッジで「Prime Air」による初のドローンによる配送を実施しています。
■Prime Airによるドローン配送の模様