MRJ量産初号機の納入時期変更、新たな試験飛行のスケジュール

MRJ量産初号機の納入時期変更、新たな試験飛行のスケジュール

ニュース画像 1枚目:MRJ、4号機の初飛行
© 三菱航空機
MRJ、4号機の初飛行

三菱重工業、三菱航空機は2017年1月23日(月)、開発を進めている「MRJ」の量産初号機の引き渡しを2018年半ばから、2020年半ばに変更すると発表しました。これにあわせ、型式証明取得までのスケジュールもアップデートしました。

主要マイルストーンでみると、初飛行以降の「基本特性確認」のフェーズ0、アメリカでの試験飛行に向けたフェリー要件の確認のフェース2はすでに終了しており、現在は型式証明の取得に向けた「形態確定のための試験飛行」のフェーズ3の段階にあります。

型式証明の取得に向けた試験飛行は2017年4月から6月ごろに本格的に開始し、およそ1年間にわたって実施します。2018年からは機体を使用して追加の型式証明の試験を実施し、2019年に型式証明の取得を目指します。

型式証明の取得にあわせ、マニュアル整備、シミュレータ開発、訓練認証も同時並行で進められます。シミュレータは、試験飛行機向けにカナダ・CAEがMRJ90プログラムの開発を手がけています。

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