空母艦載機の岩国飛行場への移駐について、防衛省が神奈川県にスケジュールを明らかにしています。早期警戒機のE-2D先進型ホークアイが2017年2月、第5空母航空団(CVW-5)の一員として、日本への前方展開海軍戦力に加わる計画が発表されていますが、その他の機種についても移駐時期が明らかになっています。
E-2Dを運用する第125早期警戒飛行隊(VAW-125)は、旧型機のE-2Cを運用する第115早期警戒飛行隊(VAW-115)と交代し、海兵隊岩国航空基地に前方配備されます。VAW-125は岩国基地に飛来し、発表されている通り、2、3カ月程度の短期間の配備前訓練を実施し、岩国を離れ、空母USSロナルド、レーガン(CVN-76)に搭載されます。
CVW-5の厚木飛行場から岩国飛行場への移駐は、2017年後半に開始される予定で、早ければ2017年7月以降にCVN-76が横須賀に寄港する時期になる模様です。その後は、2017年11月頃、F/A-18スーパーホーネットの2部隊が岩国へ移駐をはじめ、2018年1月頃にEA-18Gグラウラーの部隊とC-2グレイハウンド部隊、さらに2018年5月ごろにF/A-18スーパーホーネットの2部隊がそれぞれ移駐する計画です。
この空母艦載機の移駐に伴い、軍人約1,700人、軍属約600人、その家族約1,500人、計およそ3,800人が岩国飛行場へ移動する予定となっています。