三菱重工、3ドメインに再編 MRJは「航空・防衛・宇宙」ドメインに

三菱重工、3ドメインに再編 MRJは「航空・防衛・宇宙」ドメインに

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© 三菱航空機
MRJは「航空・防衛・宇宙」ドメインに

三菱重工業は、2017年4月1日(土)付で実施するドメイン再編、事業再配置の概要を決定しました。現在は「エネルギー・環境」「交通・輸送」「防衛・宇宙」「機械・設備システム」の4ドメインで構成していますが、「パワー」「インダストリー&社会基盤」「航空・防衛・宇宙」の3ドメインに再編します。

個別製品事業単位で事業を入れ替え、エンジニアリング本部をインダストリー&社会基盤ドメインの傘下に置き、グローバル競争力、エンジニアリング事業の強化に向けたグループシナジーを発揮し、民間航空機と商船事業の抜本的改革を推進する狙いです。

このうち、防衛・宇宙ドメインは、民間航空機事業とMRJ(Mitsubishi Regional Jet)事業を、航空機技術のシナジー発揮および経営資源のさらなる有効活用を促進するため、交通・輸送ドメインから移管し、「航空・防衛・宇宙ドメイン」に改称します。

併せて、民間航空機事業のサプライチェーン改革に向け、2016年4月に発足した全社の技術・マーケティング・調達などを統括するシェアドテクノロジー部門の活用、強化を目指します。民間航空機の調達・工作部門から調達機能をバリューチェーン本部に移管し、新規サプライヤー開拓や調達プロセス改革などを推進します。

また、MRJ事業をCEOが直轄管理しており、発足当初はドメイン長を置かずCEOの直轄管理による運営形態を採用します。この事業群は長期育成型の事業とし、新体制下で育成基盤の早期形成と、収益安定化を目指します。

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