エアバス、4機を博物館に寄贈 A380の2機、 A340-600、A320初号機

エアバス、4機を博物館に寄贈 A380の2機、 A340-600、A320初号機

ニュース画像 1枚目:MSN004のA380、2010年のILAベルリン
© Airbus S.A.S.
MSN004のA380、2010年のILAベルリン

エアバスは2017年2月7日(火)、同社が保有する4機をパリのル・ブルジェ航空宇宙博物館、トゥールーズのアエロスコピア航空博物館に寄附すると発表しました。このうち、ル・ブルジェに提供するA380の製造番号(MSN)「004」、機体記号(レジ)「F-WWDD」は2月14日に飛行、ル・ブルジェに到着する予定です。

これ以外に寄贈する機体は、A320でMSN「001」の「F-WWBA」、A340-600でMSN「360」の「F-WWCA」、A380でMSN「002」の「F-WXXL」の3機で、いずれもトゥールーズのエアバスのハンガーに保管されています。同博物館の北側エリアの準備が整い次第、いずれも2年以内に移動する予定で、隣接するアエロスコピアへ引き渡しされます。

A380のMSN「002」は、トレント970エンジンを搭載、2005年11月に初飛行しており、成田空港への飛来実績もあります。A380のMSN「004」はA380-841としてトレントエンジンを装備し2005年10月に初飛行し、2009年5月にはエンジンアライアンスのGP7200エンジンのA380-861に変更された機体です。

A320のMSN「001」は、現在の機体記号(レジ)は「F-WWBA」ですが、当初は「F-WWAI」を付け1987年2月22日(日)に初飛行、その後に「F-WWFT」へ変更し、2001年1月に現在の機体記号となっています。最近では「シャークレット」装備のテスト飛行や性能評価の実証飛行に使用されていました。

A340-600のMSN「360」はA340-600のプロトタイプで、2001年4月23日(月)に初飛行した機体で、当時はエアバスで最も長い旅客機となっていました。近年では2014年から2016年にピレネーで保管されている時期もありました。

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