防衛省は2017年2月8日(水)、嘉手納飛行場、岩国飛行場からグアムなどへの訓練移転の計画概要を発表しました。今回の移転は、嘉手納飛行場で実施予定の航空機による訓練を、グアムなどへ移転するもので、訓練移転は77回目となり、このうち国内は45回、グアムなどは32回となります。
訓練期間は、2月15日(水)から3月3日(金)で、参加部隊は嘉手納基地の第18航空団(18WG)、岩国の第12海兵航空群(MAG-12)で、規模はF-15が12機程度、F/A-18が8機程度、空中給油機が2機、早期警戒管制機が2機など、人員700名程度です。
移転する訓練場所は、グアム島のアンダーセン空軍基地とその周辺区域で、演練項目は戦闘機による戦闘訓練です。
この期間中は、アンダーセン空軍基地を中心に「コープ・ノース17(COPE NORTH 17)」が開催される予定で、アメリカ空軍、アメリカ海軍、航空自衛隊、オーストラリア空軍が参加し、アメリカ軍が1,100名、空自とオーストラリアが600名規模で、全体で100機超、22飛行隊が参加することも発表されています。