イタリアのレオナルド(旧フィンメカニカ)は2017年2月8日(水)、アメリカ空軍の次期高等練習機(T-X)コンペティションについて、同社単独で参加する方針を発表しました。レオナルドはレイセオンと共同でT-Xへ提案すると発表していましたが、レイセオンは2017年1月25日(水)、レオナルドとの共同入札から撤退すると発表し、レオナルドの動向が注目されていました。
レオナルドはM-346を改設計したT-100を提案する方針で変更なく、アメリカの子会社レオナルドDRSが提案を行います。T-100はハネウェル・エアロスペースのF124エンジンを搭載し、最高の推力、実績のある信頼性、高効率性と安全性を確保し、軍事向けの訓練に沿う最も厳しい要件を満たしているとアピールしています。
また、地上での訓練システムやシミュレーションシステムの設計・開発はCAE USAが参画します。レオナルドはこれにより、T-100でアメリカ空軍の新世代戦闘機のジェットパイロットを養成する入札へ参加します。