遠東航空(ファーイースタン航空)は2017年2月16日(木)、ノルディック・アビエーション・キャピタル(NAC)とATR-72-600のリース契約の意向書(LOI)を締結したと発表しました。遠東航空はこの機材の導入で、保有するMD-80の一部を更新します。
遠東航空は、契約した機材は4月中旬にも導入を開始する計画としています。これにより、保有機材の若返りと、柔軟なスケジュールの策定が可能になるとしています。この機材は、特に台湾国内線の離島を結ぶ路線に投入される見込みです。
これを受け、新機材導入に向けたメンテナンス、飛行訓練などにも入り、同社の事業を大きく進展させる機材になるとしています。
遠東航空は、保有するMD-80の更新として737-800の導入を発表、新造、中古機をリースで導入する計画でしたが、リース契約を締結したエア・リース・コーポレーション(ALC)との訴訟に発展しています。このため、新造機で導入が予定されていた製造番号「41345」はスパイスジェットへのリースとなり、すでに運航されています。
このため、737の導入を前にATR 72-600で機材更新を始めるとみられます。