ルフトハンザのJu52、5月上旬から飛行再開へ オーバーホール終了

ルフトハンザのJu52、5月上旬から飛行再開へ オーバーホール終了

ニュース画像 1枚目:ハンブルクで主翼を外し作業が進められるJu52
© Lufthansa Group
ハンブルクで主翼を外し作業が進められるJu52

ルフトハンザ・グループは保有するJu52、現在の機体記号(レジ)「D-AQUI」で、2017年5月上旬から新たなシーズンの飛行を開始します。1936年製造のヴィンテージ機は現在、ハンブルクのルフトハンザ・テクニークでオーバーホールが進められています。

「D-AQUI」はドイツ・デッサウのユンカース工場で製造され、81年前の4月6日に旧ルフトハンザに納入されました。この機体は、ルフトハンザの主力機となり、2015年8月にはハンブルク文化局から歴史的遺産として認定され、「空飛ぶ遺産」となっています。

今回、オーバーホールを実施しているのは、遺産に認定後、ストリンガー中央部分に破損が見つかり、2015年のシーズンを短縮して終了し、さらに80年の記念の年となる2016年シーズンも完全にキャンセルしました。これは機体の構造部、特に主翼下部に疲労が検出され、必要箇所を1カ所ずつ対応するよりも、機体全体のオーバーホールを実施していたものです。

オーバーホールには20,000時間以上が費やされ、費用にして当初計画した40万から90万ユーロを上回る100万ユーロとなりました。これで完全に整備され、オランダでの塗装作業を経て、再び5月から飛行を再開します。

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