空自や海自、沖縄本島と宮古島の間を飛行する中国軍機13機を確認 3月2日

空自や海自、沖縄本島と宮古島の間を飛行する中国軍機13機を確認 3月2日

ニュース画像 1枚目:2017年3月2日に確認されたY-8 「9301」
© 航空自衛隊
2017年3月2日に確認されたY-8 「9301」

統合幕僚監部は2017年3月2日(木)午前から午後にかけて、中国軍用機の計13機が東シナ海から沖縄本島と宮古島の間を飛行したと発表しました。

確認された航空機は、Y-8早期警戒機「9301」1機、爆撃機と推定される中国軍用機6機、戦闘機と推定される中国軍用機6機、計13機で構成されています。いずれも東シナ海から沖縄本島と宮古島との間の上空を通過し、太平洋に抜けた後に反転し、引き返しました。いずれも緊急発進した航空自衛隊の戦闘機などがこの動向を確認しています。

あわせて、3月2日には海上自衛隊第12護衛隊の護衛艦「うみぎり(DD-158)」が、宮古島の南東120キロメートルから200キロの海域で、中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦の艦番号「173」1隻、ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦の艦番号「171」1隻を確認しています。

さらに、海上自衛隊第5航空群のP-3Cが、久米島の南南西90キロの海域で、中国海軍ジャンカイⅡ級フリゲートの艦番号「531」1隻を確認しています。これらの艦艇は、東シナ海に向けて北西進したことも確認されています。

なお、今回の中国軍機による領空、艦船による領海の侵犯はありませんでした。また、Y-8「9301」は2016年4月にも確認されています。

中国国防部は、中国空軍の爆撃機、戦闘機を宮古海峡を通過させ、中国海軍の艦艇とあわせ西太平洋の特定エリアで演習を行ったことを発表しています。あわせて、国際法などを遵守し、「恒例の」演習を実施していると明らかにしています。

※中国国防部は配信後に追記。

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