丸紅、川崎重工業、日立製作所が共同で2006年1月、鉄道システム一式供給、車両基地の建設を受注した桃園国際空港線が、2017年3月2日(木)、正式開業しました。
桃園国際空港線は2月2日(木)から3月1日(水)までの1カ月間、一部、試験運行しており、2月16日(木)からは一般客も乗車できました。空港内には、第1ターミナルの「機場第一航廈駅」と第2ターミナルの「機場第二航廈駅」があり、今後、第3ターミナルの供用に伴い「機場第三航廈駅」も開設される予定です。
この空港線は、台湾で初めてとなる空港アクセス線で、台北駅から年間約4,000万人が利用する桃園国際空港を経由し、郊外の住宅圏まで運行する総延長約51キロメートル、21駅の路線となっています。
また、空港線は台湾で初めて急行列車と普通列車の混合運行で、沿線住民の交通手段として移動時間の短縮につながるほか、交通渋滞の緩和につながることが期待されています。
これまで、桃園空港と台北市内のアクセス方法はバスを主力に、タクシーなどもありましたが、台湾桃園国際空港線では台北市内での荷物のインタウンチェックイン機能もあり、荷物を持ち歩くことなく空港までアクセスでき、特に航空機を利用する場合のアクセスが向上します。