横田基地配備のC-130J、3月6日に到着 最終レグは374AW司令官も同乗

横田基地配備のC-130J、3月6日に到着 最終レグは374AW司令官も同乗

ニュース画像 1枚目:横田基地に着陸するC-130J
© U.S. Air Force / Yasuo Osakabe
横田基地に着陸するC-130J

アメリカ空軍横田基地は、2017年3月6日(月)、同基地に配備されるC-130J-30スーパーハーキュリーズの初号機が到着、その歓迎式典を開催しました。この機体はビューロナンバー「14-5807」で、ロッキード・マーティンのマリエッタ施設を2月24日(金)、出発したと発表されていました。

横田基地までのフェリーフライトで、最終レグとなった嘉手納基地から横田基地までは、第374空輸航空団司令のモス大佐がこの機体に同乗しました。横田基地へは、同基地で到着を見守った日本、アメリカの関係者から拍手が起こりました。

横田基地の第374空輸航空団隷下、第36空輸飛行隊(36AS)は、およそ30年に渡り既存のC-130Hで任務を遂行してきましたが、C-130J-30への更新で、これまでより多くの食料、水を含む必要物資を人道支援の任務などで運ぶ能力が高まるとしています。

C130Jは、C-130Hと比べ、上昇速度が速く、かつ高い高度を航行でき、航続性能も速い速度でより遠くに飛行可能なほか、離着陸性能も向上し、短い滑走で離陸し、短い距離で着陸もできます。また、運航にかかる費用を削減できるほか、メンテナンスを含む維持コスト、機体のライフサイクルコストを低減できます。

こうした改善に加え、乗員はC-130Hの5名からC-130Jは3名と少ない要員で飛行でき、輸送力はC-130Hが兵員92名のところ、C-130Jは129名と増強されています。

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