エンブラエル、E195-E2をロールアウト E2ジェットの2機種目

エンブラエル、E195-E2をロールアウト E2ジェットの2機種目

ニュース画像 1枚目:ロールアウトしたE195-E2
© Embraer
ロールアウトしたE195-E2

エンブラエルは2017年3月7日(火)、サン・ホセ・ドス・カンポスの同社施設でE2ジェット・ファミリーの2機種目となるE195-E2をロールアウトしました。初飛行は4月に予定しており、営業飛行は2019年上半期を予定しています。

エンブラエルは、E195-E2について世界中の航空会社の保有機種、機材構成を大きく変える可能性があり、大型機と同様に座席あたりのコスト削減で、リージョナル路線のビジネス成長を支える航空機になるとしています。

E195-E2は、現在のE195と比べ、3列を追加でき、2クラス仕様の標準は120席、モノクラス仕様は最大146席を装備できます。また、航続距離は450海里延伸され、2,450海里となります。

単通路機では最もアスペクト比の高い主翼を装備し、燃費向上につなげているほか、これまでのエンブラエル機で1,700万時間以上の飛行時間の経験を反映し、設計時に適切な材料の選定、座席数の増加にも関わらず、全体の重量は現行機と同じとしています。

エンブラエルは、E195-E2の型式証明取得の試験飛行機は2機を使用する予定で、ロールアウトした1機目は空力性能を検証、2017年末までに初飛行を予定している2機目は、メンテナンス作業とインテリアの検証に使用します。

E2プログラムは、これまでにコミットメント690機に達し、このうち確定発注は275機、航空会社やリース会社のオプションや購入権は415機です。また、Eジェットは現在、世界50カ国で約70社が運航しています。

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