ボーイング、737 MAX 8の型式証明を取得 4月にも初号機納入へ

ボーイング、737 MAX 8の型式証明を取得 4月にも初号機納入へ

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© Boeing
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ボーイングは2017年3月9日(木)、アメリカ連邦航空局(FAA)から737 MAX 8の型式証明を取得したと発表しました。ボーイングは4月にローンチカスタマーへ初号機を納入する準備を進めており、その最終段階に入っているとしています。

ボーイングは、737 MAX 8の型式証明の獲得をめざし、1年以上をかけ、機体記号(レジ)「N8701Q」「N8702L」「N8703J」「N8704Q」と4機の試験飛行機で地上試験、各種の施設での試験を含む包括的な試験プログラムを進めてきました。

厳格な認証プロセスを経て、FAAから737 MAX 8の型式設計変更(ATC)を取得し、必要な航空関連の基準に準拠し、安全、かつ信頼性が確認されました。

ボーイングは、設計から飛行試験までのプロセス全体を通し、MAXの開発チームが全てを捧げ、コミットメントを示した証となると述べ、MAXを製造するレントンのスタッフたちは、数カ月以内に737 MAXを受領する顧客に、優れた効率性、信頼性を旅客に提供することを楽しみにしていると自信を示しています。

737 MAX 8は、MAXファミリーで最初に開発された機種で、単通路機市場の最も多い需要に応えます。737 MAX 8は、燃料消費量と二酸化炭素排出量で現在の最も燃費効率の良い単通路機に比べ、さらに14%削減を達成します。

737 MAXファミリーは、単通路機の市場で新たな市場開拓をめざし、座席コストを抑えながら、優れた性能、柔軟性、効率性を提供する設計が採用されています。機種はMAX 8に加え、より席数の多いMAX 9、より席数の少ないMAX 7、座席数増加型のMAX 200、さらにMAX 10Xの開発について検討が進められています。

737 MAXは最新のCFMインターナショナルのLEAP-1Bエンジンを採用し、最先端技術を採用したウィングレットなどの改良を取り入れています。ボーイング史上で最速の契約を獲得している機種で、これまでに83社から3,600機超を獲得しています。

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