防衛装備庁、将来戦闘機でイギリス国防省と協力の可能性を検討へ

防衛装備庁、将来戦闘機でイギリス国防省と協力の可能性を検討へ

ニュース画像 1枚目:防衛装備庁 X-2 先進実証機
© 防衛装備庁 / 航空自衛隊撮影
防衛装備庁 X-2 先進実証機

防衛装備庁は2017年3月16日(木)、イギリス国防省と将来戦闘機についてイギリスとの協力の可能性に関連し、共同スタディに関する取決めを締結したと発表しました。防衛装備庁は、2014年度から2018年度までの中期防衛力整備計画に基づく将来戦闘機の検討に資すると位置づけています。

この取決めの締結を受け、日本の将来戦闘機とイギリスの将来戦闘航空システム(FCAS:Future Combat Air System)とそれぞれ検討を進めている開発に関する情報交換を行い、将来の協同事業の可能性について意見交換します。

防衛装備庁はX-2先進技術実証機を試験飛行させて研究開発を進めており、国際共同開発の可能性も含め、F-2戦闘機の退役時期までに開発を選択肢として考慮できるよう国内で戦闘機関連技術の蓄積・高度化を図る目的で、実証研究を含めた必要な措置を講じるとしていました。

イギリスは、フランスと共同でBAEシステムズ、ダッソー・アビエーションとFCASの共同研究を進め、運用システムの概念開発、将来の作戦用無人機に必要となるキーテクノロジーの熟成などの取り組みを進めています。

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