エンブラエル、E190-E2試験飛行機4号機が3月20日に初飛行

エンブラエル、E190-E2試験飛行機4号機が3月20日に初飛行

ニュース画像 1枚目:E190-E2 4号機が初飛行
© Embraer
E190-E2 4号機が初飛行

エンブラエルは2017年3月20日(月)、サン・ホセ・ドス・カンポス空港でE190-E2試験飛行機4号機が初飛行したと発表しました。機体記号(レジ)「PR-ZGQ」で、およそ2時間の飛行となりました。この機体は、客室の避難経路、快適さの確認、機内の騒音環境などを主に試験を進めます。

4号機は、E190-E2の4機目を表す製造番号「20.004」で、すでに試験飛行で650飛行時間超を達成している開発プログラムに参加します。顧客への納入は2018年前半を予定しており、ローンチカスタマーはノルウェーのワイドローです。

エンブラエルが進めている型式証明の取得に向けた開発プログラムキャンペーンで、すでに空力特性を確定したほか、飛行品質のアセスメント、短距離離着陸、上昇性能、飛行中の推力測定、着陸装置の安定性などの試験項目を終了しています。今後は、高速飛行時の特性、フラッタ、自然氷結時の試験を実施する計画です。試験飛行に加え、地上試験で3万時間以上のテストを行い、運航開始時に成熟した機体の提供をめざして疲労強度の確認などもあわせて実施しています。

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