成田へのアクセス、鉄道・バス利用が増加 自家用車の利用は減少

成田へのアクセス、鉄道・バス利用が増加 自家用車の利用は減少

成田国際空港(NAA)は2017年3月17日(金)、隔年ごとに実施する「成田国際空港アクセス交通実態調査」の結果を発表しました。なお、前回までは全入港者数を対象とした目的別入港者数、全入港者数のアクセス交通の構成比などの調査が行われていましたが、ノンストップ化ゲートの運用に伴い、同形態の調査が困難であることから、これに代わるものとして、国際線出発旅客と国内線出発旅客を対象にヒアリング調査を実施しています。

2016年7月に実施されたこの調査では、出発旅客のアクセス交通の構成比は、自動車類が2014年調査時が58%に対し、今回が51%に減少、鉄道類は42%から45%に増加しています。このうち、鉄道ではNEX、スカイライナーの有料特急の利用者が9%増加したほか、バスでは、LCCバスを含む空港直行バス利用の割合が4%増加、自家用車利用の割合は7%減少しています。

また、国籍別調査では、日本人旅客、外国人旅客ともに、鉄道利用、有料特急利用が増加していますが、日本人ではLCCバスを含む空港直行バス利用が9%増加、自家用車利用の減少が目立ちました。外国人旅客では、周辺ホテルに宿泊し、ホテルバスを利用する割合が6%増加するなど、日本人と比較すると、貸切バス、ホテルバスの利用が多いとしています。

なお、入港車両カウント調査に関しては、調査日当日の入港車両台数は全体で27,907台、このうち乗用車が最も多く60%、貨物車が26%、バスが12%で、前回から車種別の比率に大きな変化はありません。詳しくは、成田空港のウェブサイトを参照ください。

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