737 MAXの定期便投入、世界初はマリンド・エア 2017年に4機受領

737 MAXの定期便投入、世界初はマリンド・エア 2017年に4機受領

マレーシアのマリンド・エアは2017年3月21日(火)、ランカウイ・インターナショナル・マリタイム・アンド・エアロスペース(LIMA'17)で737 MAXを世界で初めて定期便に投入すると正式に発表しました。2017年第2四半期中に、クアラルンプール/シンガポール線などでの運航開始が予定されています。

737 MAXを世界で初めて定期便で導入する航空会社は当初、アメリカのサウスウェスト航空とみられていましたが、同社は2017年5月に初号機を受領するものの、定期便の運航は10月以降です。また、ヨーロッパでのローンチ・カスタマーのノルウェー・エアシャトルは大西洋横断路線に6月以降に投入する計画が発表されています。

マリンド・エアは、正式に世界で初めて新機種を運航すると発表し、最先端の航空機を飛ばす初の航空会社の栄誉を誇りに思うとのコメントを発表しています。737 MAXは改良された新エンジンを搭載するほか、ウイングレットなど空力的な改良が施され、燃費効率が良く、運航コストを抑え、乗客は快適性が高められています。これにより、マリンド・エアは競争力の高い運賃を乗客に提供しながら、搭乗体験を楽しんでもらえるとしています。

現在、マリンド・エアのジェット機は737-800が20機、737-900が6機とボーイングで統一しており、2017年には737-8-MAXを4機、受領する予定です。マリンド・エアは737 MAXの導入で、飛行時間7時間30分を活かし、マレーシアへの観光客に誘致と、航空運賃の低廉化で、観光収入の増加に貢献したいとしています。

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