IHIのJEC賞受賞、福井県内の企業も同時受賞 炭素繊維複合材料技術で

IHIのJEC賞受賞、福井県内の企業も同時受賞 炭素繊維複合材料技術で

パリで2017年3月14日(火)から3月16日(木)に開催された世界最大の複合材料展示会「JEC World 2017」において、IHIが航空部門で「JEC(JEC Innovation Awards)」賞を受賞しました。これを受け、福井県はパートナーとして事業に参画する県工業技術センター、福井市のミツヤ、あわら市のSHINDOも受賞したと発表しました。

受賞理由は、エアバスのA320neo向けの新型ジェットエンジンPW1100G-JMの主要部品のファンケース、ファン構造案内翼(SGV)に炭素繊維複合材料を用い、低燃費を実現したことが評価されました。PW1100G-JMエンジンは、軽量化を図りながらエンジンファン径の大径化を可能にし、バイパス比を高めることで燃費向上を実現しています。

ミツヤは、県工業技術センターが開発した県特許の開繊技術を活用し、構造案内翼(SGV)の基材を製造しており、SHINDOはファンケース用NCF(ノンクリンプファブリック)を製造しています。

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