ボーイング、787-10で初飛行 787ファミリー3機種目が登場

ボーイング、787-10で初飛行 787ファミリー3機種目が登場

ニュース画像 1枚目:初飛行する787-10
© Boeing
初飛行する787-10

ボーイング787-10ドリームライナーは2017年3月31日(金)、サウスカロライナ州の同社ノースチャールストン工場から出発、計4時間58分の初飛行を成功裡に終えました。787-10は、787ファミリーの3機種目で、胴体が最も長い機種です。

初飛行は、ボーイング・テストパイロットのTim Berg氏とMike Bryan氏がコクピットで操縦桿を握り、その操縦性、システム、操作性に関わるテストを行いました。今後、787-10の開発プログラムは、2018年上半期の顧客に引き渡しをめざし、型式証明を取得に向けて、集中的に飛行試験を重ねます。チーフ787パイロットのBerg氏は、初飛行について「離陸から着陸まで、予想通りに美しい操作性を示し、引き渡す航空会社やその乗客が気に入る素晴らしい航空機でしょう」とコメントしています。

787-10は、シンガポール航空、全日空(ANA)、ブリティッシュ・エアウェイズ、エティハド航空、エバー航空、KLMオランダ航空、ユナイテッド航空、GECAS、エアリースの9社から149機を受注しています。787ファミリーでは、787-8が2011年に運航を開始しており、世界で1億5,200万人が搭乗、560路線に投入され、推定で140億ポンドの燃料節約につながっています。

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