ヴァージン、主翼が羽ばたく新機材をロンドン/シアトル線に投入へ

ヴァージン、主翼が羽ばたく新機材をロンドン/シアトル線に投入へ

ニュース画像 1枚目:Flapenergyで羽ばたきが特徴となる新機材 Dreambird 1417
© Virgin Atlantic
Flapenergyで羽ばたきが特徴となる新機材 Dreambird 1417

ヴァージン・アトランティック航空は2017年4月1日(土)、ヴァージン・グループで手がける宇宙旅行事業、超音速旅行事業に続く最新事業として、「Flapenergy(フラップ・エナジー)」を採用した新機材、「Dreambird 1417(ドリームバード1417)」を開発、2019年にロンドン/シアトル線に投入すると発表しました。

ヴァージン・アトランティック航空の保有する航空機は、固定翼の大型機ですが、これを空を飛ぶ鳥たちのように主翼を羽ばたかせることで、環境に優しいフライトの実現をめざします。動画に出演したヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長は、個人的に手がけてきた事業をヴァージン・アトランティック航空のチームが受け継いで発展させ、実現に至ると新たな時代が幕開けたと述べています。

「ドリームバード1417」の肝は主翼で、その素材は世界で最も軽く、最も強く、最も柔軟性の高い素材として注目される炭素原子の結合体、グラフェンを採用しています。これを鳥の翼の様に動かすことで発電につなげ、機内の照明やオーブン、機内エンターテインメントなど、すべての電力をまかなう環境に優しい航空機となります。さらに、。安定飛行時の航行速度は時速900マイルと、現在の旅客機で最も速い航空機となります。

ヴァージン・アトランティック航空の担当者は、この航空機について1903年に有人動力飛行を成功、航空機の歴史を作り出したライト兄弟もきっと驚くだろうとウィンクし、4月1日らしく茶目っ気たっぷりに紹介しています。

■Is it a bird, is it a plane? Virgin Atlantic harnesses “flapenergy” with new Dreambird 1417
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