ユナイテッド、4月30日まで乗客対応見直し スタッフ向け声明に再び非難も

ユナイテッド、4月30日まで乗客対応見直し スタッフ向け声明に再び非難も

ユナイテッド航空のオスカー・ムニョスCEOは2017年4月11日(火)、オーバーブッキングに伴い乗客の降機をめぐる衝撃的な対応が行われたUA3411便について、改めて陳謝するとともに、4月30日(日)までに見直しを実施した結果を発表するとの声明を発表しました。

ムニョスCEOは乗客がけがをしたり、引き摺り下ろした行為について非難が寄せられ、「恐ろしい出来事は、侮辱的で怒りや失望など多くの否定的な反応と私も同じ感情だ」とコメントし、改めて陳謝し、当該乗客にも謝罪したいと明らかにしています。

一方で、ムニョスCEOは責任を持ってこうした事態を改めると述べています。ユナイテッド航空へ非難が集まるなか、再び同様の事態が起こらないよう取り組むとしています。この見直しは、今回の直接的な引き金となった満席状態にも関わらず、乗務員の搭乗が優先される移動について、オーバーブッキング時に降機を募るボランティア向けのインセンティブについて、空港での警察を含む法執行機関との恊働についてを検討するとしています。

この声明とは別に、従業員向けにムニョスCEOは「丁寧に降機するよう求めたものの拒否された」とし、警察の対応を合わせた複合的な要因で現状を招いたとする書簡が明らかになると、これに対する批判が集まっており、抜本的な対応策が講じられるか注目されます。

この記事に関連するニュース
メニューを開く