A350-1000で水吸い込みテスト実施、ドローンで機体の状態を撮影

A350-1000で水吸い込みテスト実施、ドローンで機体の状態を撮影

ニュース画像 1枚目:ドローンで撮影した水吸い込みテストの様子
© AIRBUS S.A.S.
ドローンで撮影した水吸い込みテストの様子

エアバスは2017年4月12日(水)、同社が進めているA350-1000の型式証明取得に向けた試験プログラムで、機体記号(レジ)「F-WLXV」を使い、水吸い込みテストを実施したと発表しました。この試験はフランス南部のイストル空軍基地で実施され、滑走路の表面に大量の水が張った状態を滑走し、2基のターボファンエンジンや補助動力装置(APU)の動きへの影響を確認しました。この試験を経て、大量の水にさらされた状態でも離陸、着陸、タキシングと問題なく、運航できる状態が確認されました。

一連の試験で、乗務員は水にさらされる状態の機体をコントロールし、速度80ノットから140ノットで5回にわたり加速し、期待通りの性能が発揮されています。また、この試験の検証に動画撮影、写真撮影に加え、カメラを搭載したドローンを利用した空中撮影も取り入れられました。このA350-1000は型式証明の取得後、2017年末までに営業飛行を開始する予定です。

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