入国管理局、4月15日から12空港で「バイオカート」を運用へ

入国管理局は2017年4月15日(土)から、バイオカートを新たに成田空港など12空港に導入し、運用を開始します。すでに2016年10月から関西、高松、那覇の3空港に導入しており、新たに新千歳、旭川、成田、小松、静岡、名古屋(セントレア)、広島、福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島空港へ導入します。

バイオカートは、増加する訪日外国人旅行者に対応し、入国手続を迅速に進めることを目的として導入されています。具体的には、上陸審査ブースで入国審査官が行っていた「上陸申請者から指紋や顔写真の個人識別情報を取得する手続」について、審査機器と別の専用機器「バイオカート」を使い、申請者の審査待ち時間中に個人識別情報を事前に取得します。この機器の導入で、上陸審査ブースの手続きが省力化され、外国人旅行者の入国手続が迅速に進められます。

操作補助者がバイオカートの旅券リーダーの前で、申請者からパスポートを受け取り、旅券情報の読み取りを行うほか、装置のスキャナ上に両手ひとさし指から指紋画像、またカメラから顔画像を取得します。なお、特別永住者、16歳未満の方、国の行政機関の長が招へいする方などはこうした個人識別情報の提供義務免除対象となっています。詳しくは法務省、入国管理局のホームページを参照ください。