ロシア空・海軍Tu-142、Il-38、Il-20、Su-24の計6機が日本付近を飛行

ロシア空・海軍Tu-142、Il-38、Il-20、Su-24の計6機が日本付近を飛行

ニュース画像 1枚目:Tu-142
© 航空自衛隊 / 統合幕僚監部
Tu-142

統合幕僚監部は2017年4月14日(金)、ロシア軍機が日本海、太平洋で飛行したと発表しました。4月11日(火)、4月12日(水)に続き統合幕僚監部が特異な飛行として、同一週に3回目の発表となります。

これによると、機種、機数はTu-142が2機で太平洋側、Su-24が1機、Il-20が1機、Il-38が2機でいずれも日本海側で確認、同一日に4機種、6機の日本近海での飛行が確認されました。いずれも航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、対応しました。

Tu-142の2機は宗谷海峡付近から日本の領海沿いに飛行し、北方領土の上空を通過して太平洋に進出、根室沖から南下し、房総半島の沖合まで飛行し、その後に反転し、ほぼ同じ航路を戻りました。4月11日(火)、4月12日(水)とほぼ同様の航路です。公開されている画像は不鮮明のため、詳細は不明ですが「RF-34XX7」とみられます。

日本海側ではSu-24がロシア側から津軽海峡へ向けて飛行、その後南下して能登半島付近で反転し、ウラジオストク方面へ引き返しています。Il-20は竹島の北から飛来し、竹島と隠岐の間を飛行し、釜山と関門海峡の中間まで向かった後に反転し、同じ航路を取り隠岐をすぎた後、若狭湾、能登半島、佐渡、男鹿半島と北上し、積丹半島の沖合で周回し、ロシア方面に飛行しました。Il-38は、東経135度線を南下、能登半島方面に向きを変え、稚内付近まで北上した後、ロシアへ戻りました。

公開されている画像では不鮮明でビューロナンバーは不明ですが、Su-24は「22」と記され偵察機のSu-24MR、Il-20は4月12日と同様に胴体下部に収納ポッドを吊り下げており、電子偵察機とみられます。

この記事に関連するニュース
メニューを開く