静岡東部ドクターヘリ、2機駐機できる新たな格納庫が完成 安定運航に寄与

静岡東部ドクターヘリ、2機駐機できる新たな格納庫が完成 安定運航に寄与

セントラルヘリコプターサービスが運航受託する静岡東部ドクターヘリの格納庫が2017年3月下旬に完成、2017年4月6日(木)に竣工式が開催されました。この格納庫は伊豆の国市の旧スポーツワールド跡地で、伊豆中央道・長岡北から車で5分ほどの場所です。

静岡東部ドクターヘリのBK117C-1の「JA9979」は、伊豆の国市の順天堂大学医学部附属静岡病院を基地病院としており、ヘリポートでシートを被せるといった対応で駐機する場合もありましたが、天候の急変などで格納庫に退避することも可能になります。通常運用は、昼間は基地病院で待機し、夜間は格納庫へ戻ります。

この静岡東部ドクターヘリの格納庫は、事業費の一部を静岡市含め21市町が助成しているほか、伊豆の国市が格納庫用地の無償貸与し、救急救命体制の確立、維持に協力しています。格納庫はヘリコプター2機を格納することができ、台風などの悪天候時に退避し、天候が回復次第速やかに運航を再開できるほか、天候に関わらず整備できる環境となり、安定的な運航体制が整えられました。なお、静岡県では、伊豆南部地域の救急医療体制の充実をめざし、このドクターヘリの夜間運航の実現に向けた検討も進めています。

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