COMAC、C919で高速走行試験を実施 いよいよ初飛行へ

COMAC、C919で高速走行試験を実施 いよいよ初飛行へ

ニュース画像 1枚目:高速走行試験を実施するC919
© COMAC
高速走行試験を実施するC919

中国商用飛機(COMAC)は2017年4月23日(日)、上海・浦東の同社工場に隣接する滑走路で高速走行試験を実施し、あわせて中国民用航空局から試験飛行を実施する特別便の運航許可を取得したと発表しました。民用航空局の飛行前審査を受審し、新機種の仮登録、定置場の指定、無線使用許可と必要な許認可を取得し、今回の前輪を地上から浮かせ、離陸する直前までの状態までの状態を確認する高速走行を終えたことで、実機を使用した初飛行に向けた準備が完了し、本格的な飛行試験に入ります。

この試験飛行機にはCFMインターナショナルのLEAP-1Cエンジンが搭載されており、LEAPエンジンではエアバスのA320、ボーイングの737に続き、3機種目の搭載機の飛行となります。初飛行は5月になる見込みです。なお、COMACは2015年11月、上海・浦東の同社工場でロールアウトし、現在まで初飛行に向けた調整を進めてきました。

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