日露首脳会談、元島民の墓参に航空機利用で一致 中標津発着で択捉・国後へ

日露首脳会談、元島民の墓参に航空機利用で一致 中標津発着で択捉・国後へ

ニュース画像 1枚目:オーロラ航空、イメージ
© Aurora
オーロラ航空、イメージ

ロシア・モスクワで開催された安倍首相とプーチン大統領による17回目の日露首脳会談で2017年4月27日(木)、平和条約締結に向けた取り組み、日露関係全般、北朝鮮を含む国際情勢、経済や文化・人的交流などが議論されました。このうち、平和条約では、航空機を利用した元島民による特別墓参を6月中にも実施することで一致したことが発表されています。これまで、元島民の墓参は主に船が利用されていましたが、航空機の利用で利便性が高まり、元島民の負担も軽減されます。

利用する航空機はロシア側が運航、中標津空港と択捉、国後の両島をチャーター機で結ぶとも報道されています。墓参に利用するチャーター機の運航は、2016年12月のプーチン大統領来日後から議論され、オーロラ航空による運航を軸に調整されていることが伝えられています。同社は現在、新千歳/ユジノサハリンスク線で定期便を運航しているほか、北方領土(クリル諸島)への定期便も運航しています。

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