ハイブリッド飛行船「エアランダー10」、飛行試験を再開

ハイブリッド飛行船「エアランダー10」、飛行試験を再開

ニュース画像 1枚目:飛行試験を再開した飛行船「エアランダー10」
© Hybrid Air Vehicles
飛行試験を再開した飛行船「エアランダー10」

全長92メートルのハイブリッド飛行船「エアランダー10」を開発しているイギリスの「ハイブリッド・エア・ビークルズ」は、2017年5月10日(水)、約9カ月ぶりに「エアランダー10」の飛行試験を行い、無事に成功したと発表しました。

「エアランダー10」は、アメリカ陸軍で進められていたハイブリッド飛行船「LEMV(長時間飛行多用途情報収集機材)」計画が2013年に開発中止となり、開発に加わっていたイギリスのハイブリッド・エア・ビークルズが機体を買い取り、カーディントン飛行場を拠点に改良、再開発が進められている機体です。

同社は、初号機となる、機体番号(レジ)「G-PHRG」で2016年8月に2回の試験飛行を実施しましたが、2回目の飛行の際に着陸に失敗、水平姿勢を崩した機体は前方から地面に接触しフライトデッキが損壊していました。修理は2017年2月に完了し、これまで飛行試験再開に向けた準備が進められてきました。

5月10日(水)の飛行試験では、夕方から夜間にかけて約3時間の飛行が実施され、離陸から着陸までのフルフライト試験のほか、新たに導入された補助着陸装置(ALS)の評価などが実施されています。

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