ボーイング、中国の737完成・デリバリーセンター起工式 2018年に稼働

ボーイング、中国の737完成・デリバリーセンター起工式 2018年に稼働

ニュース画像 1枚目:中国・舟山に建設される737完成・デリバリーセンター起工式
© Boeing
中国・舟山に建設される737完成・デリバリーセンター起工式

ボーイングは2017年5月11日(木)、中国・舟山の737完成・デリバリーセンターの起工式を挙行しました。これは2015年9月、中国の習主席がボーイングのエバレット工場見学にあわせて発表されていたプロジェクトで、一部は中国商用飛機(COMAC)とのジョイント・ベンチャーによる事業となります。ボーイングとしては初めての海外工場となり、2018年に完成・デリバリーセンターとも供用開始する計画で、デリバリーセンターでは737MAXシリーズを毎月8機から10機、年間で100機程度を納入する施設となります。

このプロジェクトは2015年の発表を受け、2016年10月にはボーイング、COMAC、浙江省政府での協力枠組みの合意に達していました。737の内装完成作業、塗装などを手がける737完成センターはCOMACとの合弁事業、デリバリーセンターはボーイングが全額出資して所有する2施設で、あわせて40ヘクタールとなります。施設は、作業用格納庫、塗装格納庫、デリバリーセンター、オフィスビル、MRO格納庫、消防施設、保管施設などで構成されます。

ボーイングは、中国の航空業界と相互に有益なパートナーシップを拡大し、着工した完成・デリバリーセンターを通じてその協力関係を深めるとしています。また、この施設により、中国の顧客だけでなく、737 MAXの世界的な需要に対応することが出来るとしています。

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