エアアジア、中国にもLCC展開 鄭州拠点にエバーブライトと提携

エアアジア、中国にもLCC展開 鄭州拠点にエバーブライトと提携

マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジア・グループは2017年5月14日(日)、中国を拠点とするLCC設立をめざし、中国光大集団(チャイナ・エバーブライト)、河南省人民政府と覚書(MOU)を締結しました。エアアジア・チャイナとして事業を展開する計画で、鄭州を拠点に運航を計画しています。

MOUではLCCの設立に加え、航空事業を展開するインフラ投資も視野にいれており、鄭州にはLCCターミナルの建設、パイロットや客室乗務員、整備士訓練の航空アカデミーの設立、MRO施設などを上げています。

河南省は、エアアジアの展開で、空港を中心に工業、商業、物流特区の支援を通じて、鄭州と世界の輸送、物流の新たな拠点の展開を期待していると今回のMOUを歓迎しています。チャイナ・エバーブライト・グループは合弁事業のLCCは準備が整っており、低運賃ながら世界水準のサービスを組み合わせ、中国の旅行者の新たな価値を提供できるとしています。

エアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEOは、戦略的立地と物流拠点としての重要性から拠点を鄭州に選んだとし、中国とヨーロッパを結ぶ玄関口、かつ鉄道、高速道路のネットワークとあわせ、航空輸送ネットワークの中心になるとし、中国政府が掲げる「一帯一路」構想でも北アジアの格安航空事業の中心になっていくとも紹介しています。

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