海上保安庁は2017年5月24日(水)から6月27日(火)まで、新潟保安本部の巡視船「えちご(PLH-08)」を海賊対策のためフィリピン、ベトナムと東南アジア海域へ派遣すると発表しました。えちごの搭載機はS-76D救難ヘリコプター、2015年4月に納入された機体記号(レジ)「JA916A」の「みさご」です。
えちごは5月24日(水)に新潟を出港、5月30日(火)にフィリピン・ダバオに入港、6月3日(土)にフィリピン沿岸警備隊、国際協力機構、アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)情報共有センターと合同訓練を実施、6月5日(月)にダバオを出港します。その後、6月13日(火)にベトナム・ダナンに入港し、ベトナム海上警察と6月16日(金)に合同訓練を実施、6月19日(月)にダナンを出港、6月27日(火)に新潟へ入港する予定です。
フィリピンでは、日本がフィリピン沿岸警備隊に供与した40メートル級巡視艇も参加した訓練を予定しており、ベトナムでは2015年9月に海上保安庁とベトナム海上警察が協力覚書を締結して以来、初めての巡視船派遣で、ダナン港沖での合同訓練を通じて法執行能力の向上を図ります。ベトナムでも2015年に日本がベトナム海上警察に供与した巡視船が訓練に参加する予定です。