パリ・エアショーでのF-35、LMのパイロットが機動飛行を実施へ

パリ・エアショーでのF-35、LMのパイロットが機動飛行を実施へ

ニュース画像 1枚目:F-35A ライトニングII
© U.S. Air Force photo by Alex R. Lloyd
F-35A ライトニングII

アメリカ空軍とロッキード・マーティン(LM)は2017年5月17日(水)付けで声明を発表、2017年の「パリ・エアショー」でのデモンストレーションの実施について、アメリカ空軍ではなく、ロッキード・マーティンのテストパイロットがその機動性を披露すると明らかにしました。

アメリカ空軍はF-35Aの機数、パイロット、整備隊などが限られていることを理由に、「パリ・エアショー」での機動飛行を行う準備を整えられないとしています。これを受け、ロッキード・マーティンのパイロットがアメリカ空軍と協力し、初めてパリ・エアショーでF-35Aのデモ飛行を行います。すでにデモンストレーションに向けたパイロットの試験、シミュレータでの訓練を同社のフォートワース施設で開始しています。

なお、アメリカ空軍は、各地の航空ショーに参加するF-35ヘリテージ・フライトチームは、サンダーバーズをはじめとする曲技飛行のチーム、F-22ラプター・デモンストレーションチームと大きく異なると付け加えています。F-35ヘリテージ・フライトは、ウォーバーズなどとの飛行を含め、あくまで航過飛行を実施しているチームで、その動きは直進的なものが多く、パリ・エアショーで披露するような機動飛行には、曲技などに必要な訓練、承認や認証手続きなどが必要としています。

F-35ヘリテージ・フライトチームは、ルーク空軍基地に拠点とし、エアショーの参加は2016年が15件で、2017年は14件を予定しています。なお、「パリ・エアショー)」は6月19日(月)から6月25日(日)まで、フランス・パリ郊外のル・ブールジェ空港を会場に開催されます。

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