GEアビエーションは2017年5月18日(木)、オハイオ州のピーブルズ試験場で5月第3週からGE9Xエンジンの型式証明取得に向けた試験を開始したと発表しました。型式証明の取得に向けた試験の前に、フルスケールのGE9X開発用エンジンで地上試験(FETT)を2016年3月から開始しており、空力性能、機能の検証、エア・サーマル・システムなどデータ取得が進められてきました。このFETTでは、2017年始めに自然氷結テストを行い、162サイクル、168時間の稼働を実施しています。
GEアビエーションでは、FETTエンジンで1年間の検証作業を行い、2基目となるGE9Xエンジンを使用し、認証プログラムを推進する大きな自信になっているとコメントし、営業飛行の初日から顧客となる航空会社の定期便や、運航効率に貢献するエンジンに熟成するとしています。
ピーブルズ試験場でGE9Xエンジンの認証試験の開始とあわせ、同社は3基目、4基目のGE9Xエンジンの組み立てをオハイオ州イブンデールの本社工場で進めています。このエンジンはGEの747-400試験飛行機に搭載され、2017年末にはヴィクターヴィルを拠点に試験飛行が行われる予定です。
■GE9X: The world’s biggest fan of ice