シンガポール航空、シンガポール航空カーゴを再統合 2018年上半期に完了

シンガポール航空、シンガポール航空カーゴを再統合 2018年上半期に完了

シンガポール航空は2017年5月19日(金)、同社100%子会社のシンガポール航空カーゴ(SIAカーゴ)を再統合すると発表しました。SIAカーゴは2001年7月に独立していたシンガポール航空グループの貨物部門で、再統合はグループの相乗効果、効率化をめざした取り組みです。

再統合は2018年上半期に完了する予定で、完了後はSIAカーゴはシンガポール航空の「貨物部門」の扱いとなります。シンガポール航空のIATA、ICAOコードは「SQ/SIA」、シンガポール航空カーゴは「SQ/SQC」で、独立した航空会社としての運航が可能ですが、事業内容や貨物の預け入れなどに変更はなく、引き続き747-400貨物機7機を使い、運航を継続します。また、シンガポール航空をはじめ、シルクエアー、スクートが運航する旅客機のベリースペースの管理も継続して担います。

SIAカーゴは2001年7月に独立、シンガポール航空グループ内の子会社となりました。独立当時、事業計画で747-400Fの保有数を17機にまで増やす過程にあり、独立した貨物航空会社として事業拡大を行うことが適しているとの判断でしたが、現在は航空貨物市場が変化し、SIAカーゴの保有機数も2011年に2機が退役し、現在の7機体制となっています。

なお、SIAカーゴは約900名のスタッフの大多数は、新規の貨物部門で引き続き雇用し、一部スタッフは他部門へ転属、またはシンガポール航空グループ内のいずれかに配属がされる予定です。

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